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古民家での暮らしが教えてくれるもの。
空き家を選んだ子育て世帯が見つけた、栃木県での充実した暮らし

陶芸と家族の暮らし

栃木県への移住

私の出身は千葉県で、妻は東京都です。陶芸家「工房とめ」としての独立を機に、適した場所を求めていた中で、栃木県の茂木町に出会いました。現在住んでいるこの家は賃貸で、家主と信頼関係を築きながら生活しています。

はじめは、別の物件に住んでいたのですが、長男が生まれて約1年経った頃、より良い環境での子育てをするため、再度、新たな物件を探すことにしました。

物件探しの現実

当時の課題から見える広域な空き家バンクの重要性

当時(平成の後半ごろ)は、空き家バンク制度はありましたが、Webサイトはありませんでした。役場に足を運び、物件について聞いても、すぐに見られる物件がなかなか見つかりませんでした。近隣の市町も直接回ったりしましたが、1箇所ずつ足を運ぶのに、すごく時間と労力がかかりました。

拠点がこちら(茂木町)にあったからまだ良かったのですが、都内とか近隣の県から何日も泊まり込みで探しに行くわけにはいかないという方も多いのではないかと思います。

茂木町だけでなく近隣の市町の物件を広域に地図上で見られて、生活スタイルや職業に合わせた条件検索ができる機能を備えた空き家バンクがあれば、物件探しの大変さは大きく軽減されたと思います。

物件選定の判断基準

家主との人間関係の大切さ

空き家バンクを通じて出会った現在の物件は、web上に掲載されていませんでしたが、役場から「こういう空き家があります」という情報をいただき、見に行くことになりました。

物件選定の際に重視したのは、単なる建物の条件だけではなく、家主の人柄です。あとは、陶芸のために、窯を置けるスペースがあるか、近隣の状況はどうか、といった生活スタイルに合わせた条件です。

その日のうちに、家主と直接話をすることができました。間取りや広さも大事ですが、何より『家主とのコミュニケーションが良好であるか』が物件選択の決め手になりました。

家主が子育てをしている人に住んで欲しいという思いで、畳を床にして、水回りやお風呂はいまどきのスイッチを押して使えるタイプになっていました。住む前には補助金制度を活用して、傷んだ部分などの初期修繕を行いましたが、古いものの価値を感じるので、良いところは維持をして暮らしています。

茂木町での子育て

自然が与えてくれるもの

自然が豊かな環境での子育てには大きなメリットがあります。広い庭で自由に遊べるなど、都市部では得られない経験ができています。すぐに、山へいける環境が、子どもの成長に良い影響を与えています。

クワガタ、蛇、コウモリなども家の中に現れることがありますが、子供たちは喜んで写真を撮ったり、観察したりしています。こうした自然と共生する体験は、都市部では得られません。

食と暮らしの豊かさ

譲り受けと循環する生活

庭に植えられている柿やブルーベリーも、家族で楽しんでいます。取って食べられるものが豊富にあるという点が、移住生活の大きな喜びになっています。

また、多くの家具は大家さんや友人から譲り受けたものですが、こうした「ものの循環」が、移住生活を支える大事な仕組みになっています。

地域との関わり

人口減少の課題と地域の未来

ご近所との付き合い方やコミュニティにどのように入っていくのか不安がありました。移住後、地域の区長を務めたり、集落の行事に積極的に参加するなど、地域の活動に関わることで、地域の人間関係の構築が図られました。

茂木町はマルシェの開催が比較的多く、オーガニックの農家さんなどのコミュニティがあるので、同じ考えの方とのネットワークを築けたり、子育てしている人と繋がることができるのでありがたいですね。

栃木県での暮らしの優位性

アクセスと自由度

茂木町は、車があれば30分で温泉に、1時間で海(大洗)にアクセスできますし、近くの川は、水が透明で綺麗です。

家の中で犬や猫を飼い、さらに屋外でも自由に活動できる環境です。畑を自由に利用させていただいていますが、草刈りの手間が減ると言われ、家主にも喜ばれています。こうした「相互にメリットがある関係」が成立しているのは、地域コミュニティのあり方だと思います。

栃木県への想い

次世代へのメッセージ

観光だけじゃなくて、実際に移住を検討する方に、栃木県で暮らすことの充実さを知ってもらいたいですね。

古民家での生活は、修繕が必要だったり、都市部のような利便性がないなど、確かに課題も多いですが、そこで得られる「自然との共生」「地域との繋がり」「子どもたちの豊かな成長」は、お金には換えることのできないすばらしい価値があると思います。